新築と中古、どっちがお得?結論(先に要点)
結論として、
購入価格だけなら中古が圧倒的に安い ですが、
中古は修繕・リフォーム・耐震補強といった“隠れコスト”が高額になりやすい ため、人によっては新築の方が総額で安くなるケースもあります。
新築にも、中古にも、見えづらいデメリットが存在します。
① 購入価格の比較|中古が安いが「旧耐震」は要注意
中古住宅は一般的に新築より 20〜40%安い のが特徴です。
ただし、築年数により 耐震基準が異なる ため注意が必要です。
1981年以前は「旧耐震基準」
- 現在の耐震基準より弱い
- 地震に強くない可能性がある
- 耐震補強をすると 100〜200万円以上 かかることがある
- 補強しない場合、地震保険の割増や火災保険で不利になることもある
中古の安さには、このような背景があることも。
② 修繕費・メンテナンス費の比較|中古の“見えないコスト”が重くなりやすい
中古の典型的な修繕ポイント
- 屋根・外壁(50〜150万円)
- 給湯器交換(15〜30万円)
- 水回りのリフォーム(キッチン50〜150万円、浴室80〜150万円)
- 床の張り替え(20〜50万円)
築20年を超える家では、購入後 5年間で100〜300万円ほど修繕が必要 になる例は珍しくありません。
修繕費用も昨今の物価高騰により年々値上がりの傾向もあることは頭に入れておきましょう。
新築にもデメリットはある
- 初期費用が高い
- 外構費やカーテン・照明など“別途費用”がかかりやすい
- 住宅ローンの借入額が大きくなるので総返済額が増える
ただし、購入後10年以内の修繕リスクは中古に比べて低いです。
③ リフォーム費用の比較|中古は「現状次第で総額激変」
中古住宅は リフォームありき で考える必要があります。
小規模リフォームなら20〜50万円
・壁紙
・床張り替え
・トイレ交換
これは軽度。
フルリフォームの場合は300〜800万円
・水回り全交換
・間取り変更
・断熱工事
・外壁張り替え
・屋根の修繕
さらに、旧耐震の場合は 耐震補強費(100〜200万円) が上乗せ。
中古は本体価格が安くても、
リフォーム費+修繕費で新築より高くなるケースも あります。
現状どのくらいのリフォームが必要になるのかが購入するまでわからないのもリスクになります。リフォーム費用やリフォームが必要になるタイミングの見極めは極めて難しいです。
④ 税金・保険・ローン控除|中古は条件に注意
固定資産税
- 新築は高めだが軽減措置あり
- 中古は評価額が落ちていて税金が安い
火災保険
中古は築年数が古いほど保険料が高い傾向。
住宅ローン控除
中古は条件が多く、特に注意が必要。
築20年以上(木造) だと、
ローン控除が適用できないケースもあります。
(耐震基準適合証明書があれば利用可能)
ここを見落とすと、控除額で数十万〜100万円以上損をする ことも。
住宅ローン控除について知りたいかたは→住宅ローン減税の仕組みと借入限度額をわかりやすく解説
⑤ 資産価値の比較|中古は下落が少ないが売りにくい物件もある
新築のデメリット
- 初年度に価値が大きく下がる(新築プレミアム)
- 郊外の新築は売却時に値段が付きにくい
中古のデメリット
- 古いエリア・狭小地は売れにくい
- 旧耐震は「買い手が付かない」こともある
- 周辺環境の劣化で資産価値が下がる場合も
中古は価格が安定しやすいが、全ての中古が有利とは限らない 点に注意。
まとめ|購入価格だけで選ぶと失敗する。総額や暮らし方で判断しよう
| 比較項目 | 新築 | 中古 |
|---|---|---|
| 購入価格 | ✕ 高い | ○ 安い |
| 修繕・リフォーム | ○ 当面少ない | ✕ 高額になりがち |
| 耐震性 | ○ 新基準で安心 | △/✕ 築年で大きく変動 |
| 住宅ローン控除 | ○ 使いやすい | △ 条件あり |
| 資産価値 | ✕ 下落が大きい | ○ 落ちにくいが物件差あり |
総額で安いのは「状態が良い中古」
安心度で優れているのは「新築」
中古を選ぶなら、
・耐震基準
・リフォーム費
・修繕履歴
ここを必ずチェックすることが重要です。


コメント