住宅ローンを組むとき、
金利タイプや借入額ばかりに目が行きがちですが、
実は「返済方法」も将来の家計に大きく影響します。
住宅ローンの返済方法には
元利均等返済と元金均等返済の2種類がありますが、
- 何がどう違うの?
- 毎月の返済額はどれくらい変わる?
- 35年ローン・50年ローンならどっちが向いてる?
- 住宅ローン控除への影響は?
と、意外と分かりにくいポイントが多いのが実情です。
この記事では、
住宅ローン初心者の方でも判断できるように
元利均等返済と元金均等返済の違いを、メリット・デメリットから具体的な選び方までわかりやすく解説します。
「なんとなく」で返済方法を決めて後悔しないために、
ぜひ最後まで読んでみてください。
住宅ローンの返済方法は2種類しかない
住宅ローンの返済方法には、実は次の2つしかありません。
- 元利均等返済
- 元金均等返済
名前がややこしいですが、違いはとてもシンプルです。
**「毎月の返済額を重視するか」「総返済額を重視するか」**で考えると理解しやすくなります。
元利均等返済とは?
毎月の返済額がずっと一定の返済方法
元利均等返済は、
毎月の返済額(元金+利息)が最初から最後までほぼ一定になる返済方法です。
住宅ローンを利用する人の約8〜9割が選んでいると言われており、最も一般的です。
メリット
- 毎月の返済額が一定で家計管理しやすい
- 借入当初の返済負担が軽い
- 35年・50年ローンと相性が良い
デメリット
- 借入当初は利息の割合が多い
- 元金の減りが遅く、総返済額は多くなりやすい
👉 「無理なく長く返す」ことを優先したい人向け
元金均等返済とは?
元金を均等に返していく返済方法
元金均等返済は、
元金を毎月同じ金額ずつ返し、利息は残高に応じて変わる返済方法です。
メリット
- 元金の減りが早い
- 総返済額は元利均等より少なくなる
- 将来的に返済負担が軽くなる
デメリット
- 借入当初の返済額がかなり高い
- 家計に余裕がないと厳しい
- 50年ローンでは選択しづらいケースも
👉 「総返済額を抑えたい」「収入に余裕がある人向け」
毎月返済額と総返済額の違い【イメージ】
| 比較項目 | 元利均等返済 | 元金均等返済 |
|---|---|---|
| 毎月返済額 | ずっと一定 | 最初が高く徐々に減る |
| 借入当初の負担 | 軽い | 重い |
| 総返済額 | 多くなりやすい | 少なくなりやすい |
| 家計管理 | しやすい | やや難しい |
35年ローン・50年ローンとの相性
35年・50年ローンなら元利均等が現実的
返済期間が長くなるほど、
毎月の返済額を抑えられる元利均等返済が選ばれやすくなります。
特に最近は👇
- 50年ローン
- 高性能住宅(初期費用が高め)
こうしたケースでは、
元利均等返済 × 長期ローンの組み合わせが現実的です。
👉
※「住宅ローンは35年が標準?50年ローンとの違いと後悔しない考え方」
「いくら借りられるか」にも影響する
金融機関の審査では、
毎月の返済額=返済比率が重視されます。
- 元利均等返済 → 毎月返済額が低く出やすい
- 元金均等返済 → 借入当初の返済額が高く出る
結果として👇
元利均等返済の方が「借りられる金額」は大きくなりやすいです。
住宅ローン控除との関係は?
住宅ローン控除は、
年末のローン残高をもとに計算されます。
- 元利均等返済 → 残高が多く残りやすい
- 元金均等返済 → 残高が早く減る
そのため、
控除を最大限活かしやすいのは元利均等返済と言えます。
どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ
元利均等返済がおすすめな人
- 毎月の家計を安定させたい
- 35年・50年ローンを検討している
- 共働き・子育て世帯
- 借入額をできるだけ抑えたくない
元金均等返済がおすすめな人
- 収入にかなり余裕がある
- 総返済額を最小限にしたい
- 将来の収入減が不安
- 短めの返済期間を想定している
まとめ|返済方法に正解はないが「向き不向き」はある
- 多くの人にとって現実的なのは元利均等返済
- 総返済額重視なら元金均等返済
- ローン年数・家計・ライフプランで選ぶのが正解
返済方法は、
金利タイプや借入額と同じくらい重要です。
「なんとなく」で決めず、
一度立ち止まって考えるだけで後悔は大きく減らせます。

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