住宅購入を検討するとき、
「頭金は入れた方がいいのか」「頭金なしでも大丈夫なのか」
と悩む方は多いのではないでしょうか。
最近は 頭金なし(フルローン) で住宅を購入する人も増えていますが、
「危険」「やめた方がいい」という声があるのも事実です。
この記事では、
頭金なし住宅購入のメリット・デメリットを冷静に整理し、どんな人に向いているのか を解説します。
結論|頭金なし=危険ではないが、条件次第
先に結論です。
- 頭金なし=必ず失敗、というわけではない
- ただし 誰にでもおすすめできる選択ではない
- 年収・返済計画・将来のライフプランが重要
「危険かどうか」は、
頭金の有無ではなく“返せるかどうか” で決まります。
頭金なし(フルローン)とは?
頭金なしとは、
物件価格+諸費用のほぼ全額を住宅ローンで借りること を指します。
- 自己資金をほとんど出さずに購入できる
- 貯金を残したまま住宅取得が可能
一方で、借入額が大きくなるため、
返済リスクも高くなります。
頭金なしのメリット
① 手元資金を残せる
- 引っ越し費用
- 家具・家電購入
- 出産・育児など将来資金
住宅購入後は何かと出費が増えるため、
現金を残せるのは大きなメリットです。
② 住宅購入のタイミングを逃しにくい
- 家賃を払い続けるより早く持ち家にできる
- 住宅ローン控除を早く受けられる
特に金利が低い時期は、
「貯金を待つより早く買う」という判断も合理的です。
頭金なしのデメリット
① 返済総額が増える
借入額が増える分、
支払う利息も確実に増えます。
例:
- 借入3,500万円
- 金利0.5%・35年
→ 数十万円〜100万円以上、返済総額が増えることもあります。
② ローン審査が厳しくなりやすい
- 借入額が大きい
- 返済比率が高くなる
その結果、
希望額で借りられない/審査に落ちる ケースもあります。
👉 審査基準については
「住宅ローン審査で見られるポイント5つ」で詳しく解説しています。
③ 売却時にローンが残るリスク
購入直後は、
住宅ローン残高 > 物件価値
になりやすい状態です。
- 転勤
- 離婚
- 収入減少
などで売却が必要になった場合、
ローンを完済できないリスク があります。
④ 精神的な負担が大きい
借金額が大きいことで、
- 将来の不安
- 繰り上げ返済を急ぎたくなる
といった心理的ストレスを感じる人も少なくありません。
頭金なしが向いている人
以下に当てはまる人は、
頭金なしでも比較的リスクを抑えやすいです。
- 年収に余裕があり返済比率が低い
- 共働きで収入が安定している
- 生活防衛資金(半年〜1年分)がある
- 長期で住む予定がある
頭金を入れた方がいい人
逆に、次のような場合は
無理せず頭金を用意した方が安全 です。
- 返済がギリギリ
- 将来の収入が不安定
- 転勤・住み替えの可能性が高い
- 中古住宅や資産価値が落ちやすい物件
頭金と住宅ローン控除の関係
頭金を入れると借入額が減るため、
住宅ローン控除額も小さくなります。
ただし、
- 利息負担が減る
- 返済の安定性が増す
というメリットもあります。
👉 控除とのバランスについては
「住宅ローン控除はいくら戻る?」の記事も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 頭金は何%入れるのが理想?
A. 一般的には物件価格の10〜20%と言われますが、必須ではありません。
Q. フルローンはやっぱり危険ですか?
A. 危険というより「リスクが高い」ため、返済計画が重要です。
Q. 頭金なしだと後悔しますか?
A. 無理な返済計画でなければ、後悔しない人も多いです。
まとめ|頭金なしは「危険」ではなく「戦略」
頭金なしでの住宅購入は、
正しく理解して選べば“アリ”な選択 です。
重要なのは、
- 借りられる金額ではなく、返せる金額
- 将来を見据えた返済計画
不安がある場合は、
事前にシミュレーションや専門家への相談を行いましょう。


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